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名前: つるが舞
つるが舞さんのブログ
特撮シーンのテストみたいで楽しいです
あれから、怪獣漫画を3DCGで制作するためのテストやら工程表(マニュアル)を作っています。
怪獣が都会で暴れ回るシーンを、どうやって作るか?
いろいろ実験しています。
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ポイントは手間をあまりかけずに、それなりの効果が出る方法の習得です。
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こちらはパーティクルで作っていた爆発シーンのテストです。
手数が多い割に、この方法は割に合わないというか、結果もそんなに良くさせられないのでやめました。私のスキル不足です。
イチから自分で作るより、ParticleIllusionで素材を貼り付けましょう、そうしましょうと。苦手なことは、とっとと撤退です。
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こちらは、ビルの壁面を怪獣が突き抜けるシーンを想定したテストになります。
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結構、良さげです。
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ついでに、怪獣の尻尾がビルをえぐるという、エグイ(?)シーンのテストもしてみました。
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気持ちいいくらいに、ハデにぶっ壊れてくれています。
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煙のエフェクトを加えるテストも行いました。
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色の濃さや透明度……どのくらいが丁度いいのか、悩みますねー。
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アップで寄ると、こんな感じになります。
ここに、事務机やパソコン、会社員がまぎれて落ちているとリアルな絵になるんですが……さすがにそれはエグすぎるので、そこまではやりません。
あくまでも、それらの恐怖を読者に想像してもらうという方向で……演出していきたいですねー。
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とにかく、いろんなソフトウェアを使うので、それらの操作方法やら作業の流れをテキストに打ち込んで、自分なりのマニュアルを作っているのですが、どんどんページ数が増えていって、ちょっとした論文みたいになりそうな勢いです(苦笑)。
そんなわけで、怪獣漫画であり、巨大ヒロインの活躍するデジタルコミック『ウルティマゴッテス~巨人娘』の制作準備は、着々と進んでおります。
最後に、最近読んでる書籍の紹介などをします。
◆Magic Visualizer(マジックビジュアライザー)
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合成(コンポジット)について、丁寧に書かれてあって勉強になりました。
今まで、カラコレとカラーグレーディングの違いすら私はわかっておりませんでした! その違いを理解できたうえに、使えそうなプラグイン、ソフトウェアの紹介もされていて、それらの操作方法も学ぶことが出来ました。
だからといって、すぐにプロの方々のスキルに追いつけるものではありませんが、だいぶ今後の制作を楽しもうという気にさせてくれる本でした。
◆マヤ道! !
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これは読み応えのある漫画でした!
まさか3Dソフトの解説をコミックで行うとは! だいぶ前から読みたいと欲しいものリストに入れていて、ようやく読むことが出来ました。漫画ながら「あっ! そこ知りたかった!」と思えるようなシーンがいくつかあり、今まで謎だった部分がようやく解明できるという、推理小説のような楽しさがありました。個人的には、かなりヒットな本でした。
◆フォトバッシュ入門 CLIP STUDIO PAINT PROと写真を使って描く風景イラスト
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こちらも、前々から読みたかった1冊です。
合成のための手間をこんなにかけているんだと、読みながら呆然としました……。
逆に言うと、そこまでビジュアルレイヤーを数多く重ねているからこそ、作例のような美麗なイラストが出来るんだと納得です。
こちらはレベルが高くて、なかなか自分には真似できそうにない内容でした。しかし、知識として得られたのは大きな収穫です。
◆Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG
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Blenderは前々から気になってるソフトでして、なかなか学習の時間を取れずにいたのですが、これを読むことで理解を深められたらと思って購入しました。
まだ届いたばかりで、ざっと見た程度なのですが、モデリングのテクニックについて興味がそそられる内容でした。
漫画の準備作業の合間に、少しずつ読んでいこうと思います。
◆シン・ゴジラ機密研究読本
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こちらも、シミュレーションの待ち時間などに読もうと思って買いました。
同じく届いたばかりでパラパラと部分読みですが、設定や世界観を楽しめる1冊になりそうです。
他にも『ゴジラ幻論』とか、設定マニアが喜びそうな書籍が出ていて、気になっているのですが、あまり先に買い込みすぎて積ん読になるのもいけないので、先の楽しみに取ってあります。
いや、実は『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』も、まだ買っていなくて……。あれは本が分厚くて重くて読みにくいという、予想どおりの書籍なので(笑)、いずれ電子書籍版が出るんじゃないかと様子を見ております。
もちろん電子書籍版が出なくても買うつもりなのですが……まじでプチ身体障害者には、重い本は辛いのですよ……(苦笑)。
というわけで、久しぶりの更新でした!
ではではまた! ^▽^/
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記事タイトル:特撮シーンのテストみたいで楽しいです
(ブログタイトル:巨大ヒロイン・コミック計画)