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月川拓海の世界 2019/7/1

群集キャラクター作成ソフトについて調べてみました

 written by 月川拓海 投稿日時:2019/07/01(月) 17:26

今まで群衆が出てくる動画といえば、ゾンビや軍隊しか印象に残らなかったのですが、Basefountさんの下の動画の中国の賭場や門前町風のシーンを見て感動したので、群集キャラクター作成ソフトについて調べてみました。下の動画の35秒と59秒から後の数秒間のシーンは圧巻で、カメラでこの中をゆっくり通り過ぎるだけでも楽しいと思います。


1. Miarmy(マイアーミー):香港のBasefount Softwareが開発した、Maya用群衆シミュレーションプラグイン。Mayaがないと使えません。Miarmy Expressという永久無料版もあるのですが、商用利用が不可で、レンダリング可能なエージェント数は100体までと言う制限が設定されています。
ちなみにMiarmyは、1年契約で新規契約 324,000 円 (税込)。これを使うために必要なMayaは、1年契約で254,880円です。Maya LTという低価格版のMayaではプラグインが使えません。
なので、MiarmyをMayaで使うためには、1年契約で578880円(約58万円)かかるわけです。出せない額ではありませんが、使いこなせなかったらもったいないので、諦めることにしました。

2. Anima 3.5: 群集キャラクター作成ソフト。38,660円。このソフトで設定した3Dキャラクターアニメーションを付属のプラグイン経由で、3ds Max、CINEMA 4D、Unreal Engine にインポートしてレンダリングすることができます。Anima のライセンスは永久ライセンスです。人物はラフな服を着た白人ばかりで、和風な物語をつくるのは現段階では無理っぽいです。3ds Max は1年契約で236,000円CINEMA 4D は450,000円(税別)ですが、Unreal Engineは無料です。

3. Massive:Crowdシミュレーション用ソフトウェア。Mayaや3ds Maxに移植して使います。Massive for Mayaが3,500 USDでMassive for Maxが1年契約で1995 USDです。

結局、38,660円のAnima 3.5をUnreal Engineで使う以外、かなりの大金がかかるということが分かりました。

Anima 3.5がiCloneで使えるようにプラグインが開発されて、上のBasefountさんの動画の35秒と59秒からの数秒間のシーンに出てくるような東洋風のシーンやキャラクターが発売されたらいいな~と思います

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