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月川拓海の世界 2022/1/31

マッチョキャラクター作りは大変です

 written by 月川拓海 投稿日時:2022/01/31(月) 22:41

Julian for Genesis 8.1 MaleをDAZに提出中で、プロモ画像の方の審査は問題なくパスしたのですが、コンテンツの方で14個の追加の隠しモーフ(変形体)作りを要求されたので作っていました。

今まで、DAZでは5体の女性キャラクターを商品化したのですが、関節などでの隠しモーフを要求されたことはなかったです。

男性キャラクターでも普通体型のキャラクターなら追加の隠しモーフは必要ないものもありますが、マッチョや肥満体型のキャラクターでは必要なんですね。調べたら、50個というのはザラにあって、100個以上のモーフが仕込んであるキャラクターもありました。

生きた人間だったら、マッチョや肥満体型の人でも関節を曲げたら筋肉や皮膚が伸縮して問題なく機能します。しかし、3Dキャラクターでは筋肉が凹んだり関節部分の皮膚にシワができたりするのですよね。この部分をZBrushなどのモデリングツールを使って見栄えよくモーフを使って変形させるわけです。

モーフをつくるのは手間と時間がかかるので結構大変で、おまけ作った時に間違いが起こって、漂遊頂点があちこちにできることが多く、それらを削除するのもまた大変です。

漂遊頂点の削除の仕方は下の「Cleaning Up Morphing Mistakes」という動画の中で丁寧に説明されています。結構ややこしいので、初めてこの動画を見てすぐに実行できる人はすごいと思います。


いろいろやっているうちに、もうマッチョなどの特殊体型キャラクターをつくるのはコリゴリだなぁ~と思いました。

ほとぼりが冷めたらまた作るかもしれませんが、当分はスリムなキャラクター作りに専念しようと思いました。

それからつい最近、DAZでは新しいファイル命名規則が作られ、今まで使ってきた「Julian Makeup Set G」といった命名の仕方ができなくなり、「Tsuki Julian Eye Shadow Dark Brown and Eye Liner Top and Bottom and Outer and Inner Corner Dark」といった具体的な名前で書かないといけなくなったので、名前を修整するのも大変でした。命名の仕方を規則化することによって使い勝手が悪くなったように思うので、DAZに抗議のメールを送っておきました。

下の画像は、Julian Bの右腕の隠しモーフを作っているところで、まだモーフが機能していないので関節部分にシワが入っています。
★★★隠しモーフ作り

下の画像は膝のモーフを作った時にできた頂点を可視化したもので、腕の方の黄色い点は削除しなければならない漂遊頂点です。
★漂遊頂点の表示

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