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月川拓海の世界 2017/4/16

映像編集ソフトHitFilm Pro 2017について調べてみました

 written by 月川拓海 投稿日時:2017/04/16(日) 23:06

HitFilm Pro 2017は、映像の編集と合成など、映像制作のほとんど全てを網羅したオールインワン映像編集ソフトです。ObjectやFbx形式のキャラクターなどの3Dファイルも読み込むことができ、パーティクルを製作したり、爆発や雨などをシュミレーションし、レンズフレアをつけることもできます。ハリウッド映画並みの高品質なエフェクトをつけて、リアルなアニメーションをつくることができるのだそうです。

福原展之 氏によるHitFilm の製品レビューはこちら

iCloneとの関係においては、iCloneの物理エフェクトやアニメーションをつけたキャラクターなどを取り込み、新たなシーンを合成してアニメーションをつくることができる点で興味を持ったので色々調べてみました。

iCloneのキャラクターを読み込んだ下のHitFilmの映像がとても綺麗なことも、とても嬉しく、何か新しい扉が開かれたようで無限の可能性を感じました。

Five reasons to use iClone and Hitfilm

こういう映像を作るためには、iCloneからはキャラクターやPropsをAlembic 形式で出力する必要があり、これらのエクスポートライセンスを買っていない場合は、ウォーターマークが表示されるので、まともに使えません。また、Alembic 形式と同時にObject形式での出力も必須なので、3DXchange Pipelineも必要です。ObjectやFbx形式でのデータを使用することで、完全なマテリアル情報とテクスチャとの関連付けをするためです。また、Alembic 形式で出力する前にiMotionにコンストレインレインキーをベイク(焼き付け)しておく必要があります。

「iContentライセンスを購入する方法」でiContentライセンスの購入方法が記載されています。

ソフトは英語版しかなく、日本語の解説がついた英語のチュートリアルがあります。

最新版のHitFilm Pro 2017の値段は、販売元の本家で349ドル、SQURCENEXTでは38390円、CGWORLD.jpでは44490円、Flashbackでは49030円です。買うなら本家で買うのがベストだと思います。

なお、HitFilm 4 Expressは無料ですが、編集ソフトとしての基本的な機能しかなく、iCloneのアイテムを取り込み、新たなシーンを合成してアニメーションをつくるといった高度な機能はありません。

HitFilm Pro 2017の体験版のダウンロードはここから

デモ版では、以下のエクスポート時の制限を除いた全機能を試せます。
- YouTube へのアップロードのみ対応
- エクスポート可能な尺数は30秒
- アスペクト比は480P、SDサイズのみ対応
- ビデオの最後にHitFilmのタイトルが追加されます

今日の絵は、HitFilm Pro 2017の体験版でDAZのLunaを読み込んだ直後の画面です。

                 HitFilm Pro 2017の体験版の画面
 
Luna